カヌレの物語

ボルドーから届いた、
小さな宝物。
カヌレの正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」。フランス南西部の美しい港町ボルドーで生まれた伝統的な焼き菓子です。
その起源は18世紀にまで遡ります。ボルドーのワイン造りでは、ワインの澱を取り除くために大量の卵白が使われていました。残された卵黄を活用しようと、修道院の修道女たちが考案したのがカヌレの始まりと言われています。
ワインと共に歩んできたボルドーの歴史が、この小さなお菓子の中に息づいています。


カヌレの正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」。フランス南西部の美しい港町ボルドーで生まれた伝統的な焼き菓子です。
その起源は18世紀にまで遡ります。ボルドーのワイン造りでは、ワインの澱を取り除くために大量の卵白が使われていました。残された卵黄を活用しようと、修道院の修道女たちが考案したのがカヌレの始まりと言われています。
ワインと共に歩んできたボルドーの歴史が、この小さなお菓子の中に息づいています。

カヌレ最大の魅力は、その二面性にあります。
外側は蜜蝋を塗った銅型で焼き上げることで生まれる、深いキャラメル色の薄いカリカリの皮。一口かじると、その下に広がるのは卵黄とバニラが香る、しっとりもっちりとしたカスタード生地。
この対照的な二つの食感のハーモニーこそが、カヌレを唯一無二のお菓子たらしめています。焼きたてのカヌレを割った瞬間に立ち上る、甘く芳醇な香りもまた格別です。

生地のベースとなる、コクのある風味の源。
しっとりとした食感とリッチな味わいを生む。
マダガスカル産のバニラビーンズが香りの主役。
大人の深みを加える、ダークラムの芳醇な香り。
銅型に塗ることで、カリッとした外皮を生む秘密。
シンプルな材料が織りなす、繊細な味わい。
牛乳を温めバターを溶かし、薄力粉・砂糖・卵黄を合わせた生地に加えます。バニラビーンズとラム酒で香りづけし、なめらかになるまで混ぜ合わせます。
生地を冷蔵庫で最低24時間、できれば48時間じっくり休ませます。この工程が、カヌレ特有のもっちりとした食感を生み出す鍵となります。
銅製のカヌレ型に蜜蝋とバターを丁寧に塗ります。この蜜蝋こそが、あのカリカリの外皮を生み出す秘密です。
高温のオーブンで一気に焼き始め、その後温度を下げてじっくりと焼き上げます。深いキャラメル色になるまで、約1時間。外はカリッと、中はしっとりの完成です。


カヌレとコーヒー

並んだカヌレ

テーブルの上のカヌレ